人気ブログランキング | 話題のタグを見る

〒030-0918 青森市けやき1-15-5  017-726-2222 定休日:月・火曜日


by aiueonoki
カレンダー
S M T W T F S
1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31

花の香りに。

玄関前のくちなしの花が今年も咲きはじめています。
夕方になると一段と 香りだしますね。

先日も ふんわりやさしいかおりに呼びとめられて、振り向くと
やはり くちなしの花  それもあまりに大輪でびっくり! 
花の香りに。_f0226596_21191859.jpg

東京練馬の ちひろ美術館で 生誕100年赤羽末吉展を 見ての帰り際、
気づくと、 スーホが見送ってくれていました。
花の香りに。_f0226596_21284883.jpg



花の香りに。_f0226596_21343312.jpg

花の香りに。_f0226596_21371820.jpg

展示室1

「つるにょうぼう」ですね。
この最後の場面、 空の高さとこのピーンとした空気感、いつも感動していましたが、原画の空はさらに澄んで 深い青でした。 
「にょうぼうにしてくださいまし」と ゆきふる夜の二人の出会いの場面は ゆきなのに あたたかい・・・
北国の私たちには わかります。

「スーホのしろいうま」 表紙絵の空はきれいなむらさき! など あちこちで 発見がありました。

こちらは ちひろのへやからつづく
展示室2
花の香りに。_f0226596_22235853.jpg
 
ゆかいな 「おおきなおおきなおいも」 細かいペン画の無駄のない線とゆたかな表情、 「おへそがえる ごん」  「そら にげろ」 緑の山がきれい! 
「わらべうた」 木の葉をすきこんだり 和紙のかさねと 透かしの美しさ 
「水仙月の四日」にこんな銀彩が・・・ など

満州時代に撮影したモンゴルの人びとの暮らしの写真や雪の取材に出かけ、東北の子どもたちの遊びを写した写真も展示。(まさに 私の子どもの頃の雪遊び~ なつかしい。 )
画材や筆もそのままの赤羽さんの画室も再現されていました。

50歳から 絵本を発表し、「かさじぞう」はじめ昔話や創作の多くの絵本があります。
その画法も 墨絵 大和絵 コラージュ やペン画などと幅広く、どんなに楽しみながら 制作をしていたのかしらと 思います。 
しかし 一方ではとても 綿密な取材や予定がスケッチや手帳にのこされ、作品のダミーの制作などは まさに絵本の脚本のようで、
今回の -絵本は舞台だ!ー のタイトルに頷けます。

東京展はきのうでおわりましたが、 
安曇野 ちひろ美術館で 7月16日~9月28日 開催されます。

安曇野はまた クヴィエタ・パツォウスカーの彫刻の庭があり、絵本の歴史のわかる常設もあって、とてもすてきな美術館です。
割引券もありますので、お声をかけてください。

「画集 赤羽末吉の絵本」 「つるにょうぼう」 「スーホのしろいうま」
「かさじぞう」 「牛若丸」 「ももたろう」 「へそもち」 「だいくとおにろく」 ほか 在庫 あり

花の香りに。_f0226596_2312736.jpg

これは なんの実かしら?
by aiueonoki | 2010-07-12 23:02